バルセロナに所属するデンマーク代表FWマルティン・ブライトバイテ(29)に来季、プレミアリーグ移籍が近づいているとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が30日に報じている。

バルセロナは2月、デンベレが長期離脱したことにより、スペインリーグから特例を認められ、移籍期間外に契約解除金1800万ユーロ(約21億6000万円)をレガネスに支払ってブライトバイテを獲得した。契約期間は24年6月30日、契約解除金は3億ユーロ(約360億円)となっている。しかし、2月に契約を結んだため、チャンピオンズリーグのメンバー登録の資格がなく、ブライトバイテの今季はリーグ戦終了とともに終了した。

バルセロナは現在、ブライトバイテについて、エバートンやウェストハムなど、プレミアリーグのいくつかのクラブと移籍に向けて交渉中であり、レガネスに支払った1800万ユーロ(約21億6000万円)を回収することを望んでいるという。

その中でエバートンとは近年、ディニュやアンドレ・ゴメスが移籍したことにより関係は良好であり、ブライトバイテに非常に興味を持っている。一方、ウェストハムはレガネス時代からブライトバイテの動向を追っているという。

また、バリャドリード、レアル・ソシエダード、セビリアなどのスペイン勢もブライトバイテに興味を持っているが、バルセロナの求める約1800万ユーロ(約21億6000万円)という金額が、新型コロナウイルスの影響を財政面に大きく受けているスペインのクラブにとって大きな障害となっているという。

ブライトバイテはバルセロナ加入後、リーグ戦11試合(先発4試合)、403分間出場し、1得点を記録している。ゴールを決めた相手はマジョルカだった。(高橋智行通信員)