バルセロナは今夏、バレンシア所属のスペイン代表DFホセ・ルイス・ガヤ(25)を獲得する可能性があるとスペイン紙スポルト電子版が11日に報じている。

バルセロナがガヤを狙うのは初めてのことではないが、今夏は契約するのに良い機会であるとのこと。その理由として、バレンシアが財政難に陥っていることが挙げられている。

ガヤの契約解除金は5000万ユーロ(約62億5000万円)に設定されているが、経済面で厳しい状況にあるバレンシアは今夏の移籍市場で選手の放出が必要となっており、パレホが無料、コクランが800万ユーロ(約10億円)でビリャレアルに移籍すると伝えられている。

ガヤは以前よりバルセロナ・スポーツディレクターのお気に入りの選手であるが、スポルト紙はバルセロナ側がいくつかの条件をクリアする必要があると伝えている。

1つ目は戦力に入らない予定のジュニオルの放出。もしラウタロ・マルティネスと契約した場合、その代わりとしてインテル・ミラノに移籍する可能性があるという。

2つ目はサラリーキャップ制(移籍金の減価償却費及び選手年俸総額の上限)の問題により、ガヤがあまり高くない年俸を受け入れなければならない。

もしガヤが入団した場合、元バレンシアのジョルディ・アルバと左サイドバックのポジション争いをすることになる。

(高橋智行通信員)