スペイン1部の名門バルセロナが今夏の移籍市場で獲得できなかったと伝えられたフランス1部リヨンのオランダ代表FWメンフィス・デパイ(26)について、今冬、再び契約できる可能性があるとスペイン紙マルカ電子版が10日に報じている。

同紙はその理由として、デパイの契約が来年6月30日で切れることを挙げた。現時点でデパイは1月から他クラブと自由に交渉し、来夏、好きなクラブに無料で移籍できる状態にある。そのため、リヨンが移籍金を得ることを目指し、1月に売却する可能性があると伝えている。

また、デパイはオランダ紙ADで、「もうすぐ1月になるので、物事がどうなるか待つ必要がある。リヨンを確実に退団するというわけではないが、間もなく他クラブからオファーが届く可能性があるのは素晴らしいことだ。僕は26歳でほぼフリーな状態なので、さまざまなクラブが僕に興味を持ってくれることを楽しみにしているよ」と今冬の移籍市場でリヨンを離れる可能性があることを示唆した。

そしてバルセロナが今夏、最終的に財政面の問題でデパイを獲得できなかったという報道については、「全て実際に起こったことだけど、いくつかの規則が交渉を継続する妨げになった」と加入の可能性があったことも明かしている。(高橋智行通信員)