日本代表FW岡崎慎司が所属するウエスカは7日、スペインリーグ第9節で乾貴士と武藤嘉紀がプレーするエイバルと対戦する。

日本人対決が期待されたものの、試合当日のスペイン各紙は岡崎が引き続き負傷欠場することを伝えている。

岡崎は10月3日に行われたスペインリーグ第5節エルチェ戦で左足大腿(だいたい)二頭筋を負傷した後、久々に招集された日本代表への参加を辞退して1カ月間以上リハビリを継続し、これまでバリャドリード、レアル・ソシエダード、レアル・マドリードとの3試合を欠場してきた。その後、5日にグループ練習に復帰し、エイバル戦出場への期待が高まった。しかし試合前日の6日にまだフィジカル面に違和感があり、練習を途中で切り上げため、乾、武藤との日本人対決実現は絶望的となっている。

ウエスカは招集メンバーを発表していないが、スペイン紙マルカ、アスともに、岡崎がけがで欠場すると伝え、エイバルでは乾がリーグ開幕から9試合連続で先発出場、武藤がベンチスタートになると予想した。乾のポジションは4-2-3-1のトップ下となっている。

ウエスカは1部リーグ復帰後、8試合0勝5分け3敗と勝利がないため、雨天開催となる中、初の勝ち点3獲得を目指すホームでの重要な一戦となる。対するエイバルは8試合2勝2分け4敗。前節はホームでカディスに敗れたが、アウェーでは2連勝中と好調である。

(高橋智行通信員)