来年6月30日で契約が切れるため、その去就に注目が集まるスペイン代表DFセルヒオラモス(34)がレアル・マドリードと2年間の契約延長で合意間近と、スペインのラジオ局カデナ・セルのサッカー番組「エル・ラルゲロ」が17日に報じている。

同メディアによると、Rマドリードはセルヒオラモスを失うことを望んでおらず、セルヒオラモスもRマドリードで引退することを考えているとのこと。交渉は代理人などが間に入らず、セルヒオラモスとフロレンティーノ・ペレス会長が直接行う形で実施され、基本的には2年間の契約延長で合意に達しているという。残すは経済面の詳細な条件を詰めるだけとなっており、クラブは年末に正式発表することを望んでいると伝えている。

交渉は長らく、セルヒオラモスが2年延長、Rマドリードがベテラン選手に対して複数年の契約延長を行わないという方針に従う1年延長という条件で進んでいたため、合意に達していなかった。

そのような中、スペイン紙アスに、契約延長が実現しない場合はセルヒオラモスが来夏移籍金なしでRマドリードを去れる状況のため、パリ・サンジェルマンが年俸手取り2000万ユーロ(約25億円)の3年契約のビッグオファーを準備していると報じられ、周囲が騒がしくなっていた。

2年間の契約延長が正式決定した場合、セルヒオラモスは37歳になる2023年までRマドリードでプレーを続け、キャリアを終える可能性がある。(高橋智行通信員)