ビリャレアルは29日、スペインリーグ第11節で首位レアル・ソシエダードとアウェーで対戦し、1-1で引き分けた。リーグ戦4試合連続でベンチスタートになった日本代表MF久保建英(19)について、スペイン各紙の評価は高くなかった。

後半29分からピッチに入った久保に対して、スペイン紙マルカは1点(最高3点)をつけた。チームトップ評価はイボラ、ジェラール・モレノの2選手で2点。それ以外の11選手は久保と同じ1点だった。

スペイン紙アスの久保評価は1点(最高3点)。マリオ・ガスパール、アルビオル、パウ・トーレス、エストゥピニャン、イボラ、パレホ、ジェラール・モレノ、途中出場のコクラン、チュクウェゼの9選手がチームトップの2点。アセンホ、トリゲロス、ペドラサ、バッカの4選手は久保同様に1点。

同紙はまた、この日の久保のパフォーマンスについて「74分に出場し、何度かトライするも、相手を追い抜くアクションやラストパスを欠いていた。相手の重要度により、久保にとっては難しい日となった」と寸評している。

リーグ戦11試合を戦い5勝5分け1敗で勝ち点20を獲得し、暫定ながら3位をキープするビリャレアルはこの後、12月3日にアウェーで行われる欧州リーグ1次リーグ第5節でシワススポル(トルコ)と対戦する。

久保のリーグ戦成績は11試合(先発1試合)、188分間出場、0得点0アシスト。欧州リーグ成績は4試合(先発4試合)、317分間出場、1得点3アシストとなっている。(高橋智行通信員)