ヘタフェが今冬の移籍市場でレアル・マドリードとバルセロナの選手を期限付き移籍で獲得することを狙っていると、スペイン紙アス電子版が24日に報じた。

それは、Rマドリードからの期限付きでビリャレアルに所属する日本代表MF久保建英(19)と、バルセロナのスペイン人MFカルレス・アレニャ(22)の2選手。

同紙は久保の現状について「ビリャレアルで重要な役割を果たせておらず、エメリ監督は久保にとってのベストは、出場時間を得られる別の場所を探すことだと示唆している。エメリはフェル・ニーニョ、ジェレミ・ピノ、ラバ、シャクラらのビリャレアル下部組織の選手たちのことを大いに気に入っており、他のクラブの選手よりも彼らを抜てきすることを優先している」と伝えている。

そして「19歳の久保は昨シーズン、すでにマジョルカでプレーしており、現在、ヘタフェに加え、ベティスとRソシエダードが期限付き移籍で獲得するつもりで問い合わせをしている」とスペインの3クラブが獲得に興味を持っていることを明かした。

一方、アレニャについては、「すでに今年1月、ヘタフェのボルダラス監督が期限付き移籍を求めたため、両クラブは移籍交渉を1カ月にわたり行ったものの、アレニャは最終的にベティスへの期限付き移籍を選択した。しかしほとんど際立つ活躍を見せることはできなかった」と伝えている。

ヘタフェのボルダラス監督は今冬の移籍市場で中盤とサイドの選手を必要としているとのことであり、久保とアレニャの入団はメンバーのクオリティーを高めることができる、歓迎される補強になるとアス紙は推測している。(高橋智行通信員)