マンチェスター・シティーのジョゼップ・グアルディオラ監督(50)がプレミアリーグとイングリッシュ・フットボールリーグ(イングランド2~4部)のチーム数削減を訴えた。

現在、欧州の強豪クラブを中心にスーパーリーグ構想が持ち上がっている。欧州チャンピオンズリーグに取って代わるもので、英タイムズ紙の報道によると、ヨーロッパのトップクラブ15チームに、予選から勝ち上がった5チームを加えた20チームを2つに分けてリーグ戦を実施するプランが浮上しているという。

一部クラブだけに利益をもたらすとして、国際サッカー連盟(FIFA)がこれに大反対。スーパーリーグに参加した選手は、ワールドカップ(W杯)などFIFA主催の大会には出場させないという声明まで発表した。

このような状況の中、グアルディオラ監督は「その国のリーグの意味合いを失わせるわけにはいかないと感じている。FA杯を戦う意味もなくすわけにはいかない」と話し、ビッグクラブがスーパーリーグ創設に躍起になり、国内リーグの魅力が失われることを危惧した。

その上で同監督は「我々がすべきことは、欧州の国々が国内リーグを強化すること。(スーパーリーグではなく)スーパー・プレミアリーグを作ることだ。より良い2部、3部、4部、そしてプレミアリーグのためにはチーム数を減らしてリーグのクオリティーを高めること。量より質だ」と訴えた。