6日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦レアル・マドリード戦に1-3で敗れたリバプールのユルゲン・クロップ監督(53)が、あまりうれしくない贈り物をもらうことになりそうだ。

モノポリーなどのボードゲームや、サッカースタジアムのミニチュア模型などのおもちゃをつくっているスペインのイレブン・フォース社が“記念に”と、同試合が行われたスタジアム「エスタディオ・アルフレッド・ディステファノ」の模型をクロップ監督宛てに送ったという。

同社のディレクター、ホセ・ゲレロ氏は「ユルゲンはユーモアのある男だし、適切な方法で受け取ってもらえると思う」と説明。ただ、クロップ監督が見るたびに悔しがるスタジアムの模型だけでなく、2季前の決勝戦でトットナムを破って優勝した“思い出の地”ワンダ・メトロポリターノ(Aマドリード本拠地)の模型、そしてなぜかスペイン2部マジョルカの本拠地ソン・モイシュのものも送られたという。

実はクロップ監督はCL準々決勝Rマドリード戦前の記者会見で「スペインで指揮を執る可能性は?」と聞かれ、「すべてのチームに素晴らしい監督がいるからなあ。あっ、マジョルカの監督ってだれだっけ?」とジョークを飛ばしていた。そのやりとりを知っていたイレブン・フォース社のゲレロ氏は「彼がいつかマジョルカの指揮官になる決断をするかもしれないから」と模型を送った意味を笑顔で説明していた。