マンチェスター・ユナイテッドは、編成の中心を担っていたエド・ウッドワードCEO(49)が21年末をもって退任すると発表した。

05年からクラブに加わり、12年から副会長も務めていたウッドワード氏は「オールドトラフォードでの思い出は一生忘れないでしょう。欧州リーグ、FA杯、リーグ杯で優勝したこと。クラブの文化を復活させ、ユナイテッドらしいサッカーを取り戻せたことを誇りに思います。ピッチ上やコーチ陣、スタッフにおける近年の変革は、必ずクラブにトロフィーをもたらすでしょう。在任中にプレミアリーグでの優勝も願っていましたが、我々の熱狂的ファンのためにプレミアリーグのタイトルを取り戻すベースはできたと思います」などと声明を発表した。

ウッドワードCEO退任の発表は、マンチェスターUらイングランド勢がスーパーリーグには加わらないというニュースが英メディアをかけめぐる直前だった。退任とスーパーリーグ不参加は関係ないとみるむきもあるがESPN電子版は、プレミアリーグの他の14クラブの首脳陣がウッドワード氏らスーパーリーグ参加を企てた人物を快く思っておらず、結果的に同氏の退任を加速させたと説明している。