サウサンプトンはレスターと1-1で引き分けた。FW南野拓実は3月14日のブライトン戦以来、約1カ月半ぶりに出場した。

サウサンプトンは前半10分にDFベスターゴーアが相手FWバーディーを倒して一発退場。残り約80分間を10人で戦うことになった。試合後、ハーゼンヒュットル監督はこのシーンについて「あれがレッドカードになるとは思えない」と判定に疑問を持ちつつも、「すぐに(守備ラインを)修正せねばならなかった」と気持ちを切り替えたことを強調。「そして、プレッシャーの中での80分間、我々がよくやったことは明らかだ」と振り返った。

南野をはじめ、全員守備で耐え、GKマッカーシーの好守も光った。

後半16分には相手のハンドでPKを獲得し、ウォードブラウズが決めて先制。だが、同23分に追いつかれる。イヘアナチョのクロスに合わせたエバンスにヘッド弾を許した。

指揮官は「こういうことはサッカーでは起こるものだし、そういう時にはより強くなる必要がある。我々はヤニク(ベスターゴーア)のために戦った。これがチームとしてあるべき姿だ」と、チームの戦いぶりには納得した様子。先制した後の残り約20分間は「本当に長かった」とも。ホームで勝ち点1にとどまったが、「今日ピッチで働いた選手全員を誇りに思っている」と、試練に挑んだ選手たちをねぎらっていた。