ビリャレアル(スペイン)はアーセナル(イングランド)と0-0で引き分け、2戦合計2-1で初の決勝進出を決めた。26日の決勝ではマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)と対戦する。

第1戦で1-2で落としたアーセナルは、直前のリーグ戦で先発復帰したオバメヤンが先発し、攻撃的布陣で臨んだ。

ビリャレアルは前半5分にチュクウェゼがシュートもGKにはじかれる。同23分に正面からのFKをパレホが直接狙ったが、バー上に外れた。

同26分、アーセナルはCKを起点にゴール前の混戦からこぼれた球をオバメヤンがシュートも、左ポストに当たってゴールならず。オバメヤンは同39分にも左からシュートを放ったが、GKに阻まれた。

ビリャレアルは途中でチュクウェゼが負傷交代するアクシデントがあったが、攻守のバランスがよく、前線からのプレスで相手のミスを誘う場面も目立った。

アーセナルはなかなか効果的な攻撃ができず、前半は0-0で終える。後半はシュートチャンスは増えるが、枠をとらえられない時間帯が続いた。同2分のぺぺは右に、同5分のローのループシュートはバー上に外れた。

ビリャレアルは得点こそできないものの、引くこともなく落ち着いたプレーぶりで、時間を使っていった。

同34分、アーセナルは右クロスに合わせたオバメヤンの打点高いヘディングは左ポストに当たり、絶好機を逸した。直後にオバメヤンはラカゼットと交代した。ロスタイムは5分あったが、アーセナルは決定機をつくれずじまいだった。

セビリア時代に欧州リーグ3連覇を果たしたエメリ監督の下、ビリャレアルは試合運びのうまさで“逃げ切った”形となった。