エスパニョールが8日にアウェーで行われたスペイン2部リーグ第38節でサラゴサと0-0で引き分け、昨季の2部降格からわずか10カ月で1部復帰を達成した。

昨季マジョルカ監督を務めたビセンテ・モレノに率いられたエスパニョールは今季ここまで、2部リーグ38試合を戦い23勝9分け6敗の勝ち点78で首位。2位マジョルカに勝ち点6差、1部昇格プレーオフ圏内の3位アルメリアに勝ち点12差をつけ、4節を残し1部リーグ自動昇格を決定している。

スペイン紙マルカ電子版によると、第38節での1部昇格というのは、スペイン2部リーグ史上、ヌマンシアと並び3番目に速い記録である。これまで最も速く1部昇格を決めたのはバリャドリードで第34節(2006-07シーズン)だった。これに続く2位はレバンテで第36節(2016-17シーズン)となっている。

またエスパニョールには総勝ち点数で、スペイン2部リーグ史上の上位記録に入る可能性が残されている。これまで、勝ち点を最も多く獲得したクラブはデポルティボで勝ち点91(2011-12シーズン)。続いてバリャドリードが勝ち点88(2006-07シーズン)で2位、オサスナが勝ち点87(2018-19シーズン)で3位となっている。もしエスパニョールが残り4節全てに勝利した場合、総勝ち点数を90に伸ばし、同ランキングで2位に入ることになる。

(高橋智行通信員)