ユーロスポーツ電子版は、チェルシーが1-0で勝利した欧州CL決勝を分析する記事で、チェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテ(30)が両チームの差を生み出したと評した。

攻守にどこにでも現れ、マン・オブ・ザ・マッチに輝いたカンテ自身のプレーも素晴らしかったが、一方でマンチェスター・シティーがシーズン中に重用してきた守備的MFフェルナンジーニョ、ロドリを先発で起用しなかったことで、カンテの存在感がさらに増す結果となったと分析した。

同記事は、欧州CL決勝のような大舞台で、マンチェスターCのグアルディオラ監督が「考え過ぎる」と指摘。同監督がポゼッションに重点を置き、守備MFを省いたことで、左サイドバック・ジンチェンコがカバーしなければならない範囲が増えたため、結果的に攻守の切り替えのタイミングで守備が分断されて失点したと記した。

チェルシーには同様の場面でカンテがいた。後半の立ち上がりに、マンチェスターCデブルイネがボックス内にドリブルで侵入しようとした際にも、カンテがボールを奪ってピンチの芽をつんだ。

マンチェスターCは終盤フェルナンジーニョを投入し、アグエロもピッチに登場させた。2人が入り、フォーデンとギュンドガンが走り込むスペースが生まれたことで、マンチェスターCはこの試合で一番快適そうにプレーしていた。グアルディオラ監督は普段の戦い方をもっと信じるべきだったと、同記事は記した。