ドイツ代表に復帰したFWトーマス・ミュラー(31=バイエルン・ミュンヘン)が、18年3月の親善試合スペイン戦以来、3年ぶりとなる代表でのゴールを決めた。

FIFAランク138位のラトビアを相手に2-0とリードした前半27分、MFゴセンス(アタランタ)の低くて速い左からの折り返しに右足を合わせ、チーム3点目となるゴールを決めた。

ミュラーは試合後、冷静に「結果はそれほど重要じゃない。自分たちのやりたいサッカーができているかが、より大事だった」と振り返った。

ミュラーは18年11月の欧州ネーションズリーグ・オランダ戦を最後に、若返りを図るチーム方針のために代表を外れていた。だが11日開幕の欧州選手権に向けたメンバーに再び招集され、この日は代表復帰2戦目だった。

欧州選手権1次リーグでは強豪フランス、前回覇者ポルトガルと同じ「死の組」F組に入る。ミュラーは「今日は納得のいく勝利だった。だが(欧州選手権での)フランス戦はまた別次元の仕事だ」と話し、気を引き締めた。