欧州選手権の開幕戦で、イタリアがトルコに3-0で快勝した。

序盤からイタリアがペースを奪う。前半3分、インモビレのシュートはサイドネットに外れ、同18分にはインシニェがベラルディとのワンツーから絶好機も、シュートはゴール右にそれる。その後もイタリアが攻め、トルコが守る構図が続く。トルコはカウンターから数少ない好機をつくるのがやっとだったが、守ってはペナルティーエリア内に人数をかけ、前半は13本のシュートを浴びながら無失点で終えた。

イタリアは攻めながらも得点できず、焦りが出そうな展開の中、後半8分に先制点が生まれる。ベラルディの右クロスが相手DFデミラルのオウンゴールを誘発した。

ここから“イタリアの美学「ウノゼロ(1-0の勝利)」”は狙わず、攻撃の手は緩めない。同21分にはスピナッツォーラのシュートをGKがはじいた球をインモビレがたたきこんだ。同34分には相手GKのフィードを奪ったのを起点に、最後はインシニェが勝負を決める3点目を奪った。

イタリアはボール保有率61%、シュート24本うち枠内8本(トルコは3本で枠内0)で、18年10月から28試合連続無敗。マンチーニ監督が推し進める攻撃サッカーへの変貌を印象づけるとともに、9試合連続無失点となった。