スペイン代表は14日に欧州選手権1次リーグ初戦・スウェーデン戦を迎える。ルイス・エンリケ監督は13日、前日会見に出席し「スペインのチーム全員を代表し、クリスティアン・エリクセン、彼の家族、デンマークサッカー協会、彼のチームメート全員へのサポートを表明したいと思います。我々は彼が本来いるべきピッチに早く戻り、その姿を再び見られることを願っています」と、フィンランド戦の途中で意識を失いピッチに倒れたデンマーク代表MFエリクセンについてコメントした。

エンリケ監督はスウェーデン戦について「最初の試合は波に乗るために常に重要。ベストを発揮できるよう期待しているし、楽しみにしている。(スウェーデンは)ロングボールを使い、前線に強力な選手のいる、縦に早いプレーをするチーム。イサク(Rソシエダード)が出場し、スペースを使ってうまくプレーすると思うので、それをうまく抑えたい。難しく激しい試合になるだろう」と語った。

同監督は「できるだけ多くのチャンスを生み出し、相手を支配する必要がある。一方、守備面ではできるだけ高い位置でプレスをかけ、ボールを奪わなければいけない。これがゲームプランだ。また、暑さなどの問題もある。私はもっと暑いと思っていたけどね。できる限り順応できるように、マドリードで試合時間に合わせて練習してきた」と説明した。(高橋智行通信員)