ドイツが4－2で前回大会覇者ポルトガルを破った。前半15分にロナウドに先制を許したが、同35分と同39分にいずれも相手のオウンゴールを誘って逆転。後半6分にハバーツ、同15分にゴセンスのゴールで畳み掛け、その後の相手の反撃を1失点に抑えた。

得点はいずれも左右を使った攻撃から生まれたものだった。1点目は右からのクロスを受けた左のゴセンスが直接折り返し、飛び込んだハバーツに対応した相手DFディアスに当たってゴールへ。2点目は左からの球を右のキミヒが折り返し、相手DFゲレイロのオウンゴールにつながった。ゴゼンスは1点目と同じパターンからハバーツのゴールをアシスト、さらに右クロスを受けて自らのヘッドで勝負を決定づける4点目を決めた。

試合のMVPにも選ばれたゴセンスは「この勝利は僕にとってすべてを意味する。今日はチーム全体が同じ方向を向いて進み、チームスピリッツが報われた」と、チームの一体感を強調する。初戦のフランス戦に0－1で敗れていただけに、レーウ監督も「よく戦ったし、素晴らしい規律を見せた。本当に強い相手に向かって、いい攻撃ができた」と胸をなで下ろした。

ハバーツは「僕はフランス戦だって悪くはなく、いいサッカーをしたと思っている」と黒星発進にも動揺はなかったようで、「今日は好機が増えて、より攻撃的になれた。まだまだ大きな試合があるし、続けていかなければ」と前向きだ。

ミュラーは「どうしても勝ち点3が必要だった。これで運命は自分たち次第となった。焦点を見失ってはいけない。ハンガリーは手ごわい相手だ」と第3戦を見据えた。

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