イラク・サッカー協会は7月31日、オランダ人のディック・アドフォカート氏(73)が代表監督に就任すると発表した。

当面は9月から始まる22年ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選の指揮を委ねるという。イラクはイラン、韓国、UAE、シリア、レバノンとともにA組に入っている。

9月に74歳になるアドフォカート氏はPSV(オランダ)やレンジャーズ(スコットランド)、サンダーランド(イングランド)などのクラブの他、オランダ、UAE、韓国、ベルギー、ロシア、セルビアなど各国代表監督を歴任。フェイエノールトを率いた昨季終了後に監督業からの引退を発表したのを含めて、過去に何度か監督引退と復帰を繰り返してきた。

イラク代表は18年からスロベニア人のスレチコ・カタネッツ前監督が率いてきたが、6カ月間の給与未払いを訴え、7月に入って退任を表明。以来、後任監督を探していた。