ベルギー1部シントトロイデンに完全移籍するサガン鳥栖の東京オリンピック(五輪)サッカー男子日本代表FW林大地(24)が9日、ホームでの試合後、海外移籍会見に臨み、決断した流れを明かした。

経緯については「オリンピックに行く前から興味があると言っていただき、大会期間中にオファーが来ました」という。五輪代表に選出されたことで「代表活動の期間での話(オファー)だったし、A代表のOA(オーバーエージ)の選手からいろんな話を聞いて、海外の同期からもいろんな話を聞いた」と言い、刺激にもなっていた。

そんな中でのオファーだったこともあり、決断理由には「この先、年齢的にA代表しかなく、そこを目指してやりたい。海外で結果を出してやりたかったので迷わず決めた」と話した。

目標については「しっかりスタメンを勝ち取って試合に出たい。前の選手なので1年目から(得点を)2桁絶対に取りたい」と意気込んだ。

大会が終わり森保監督から「成長したねと言っていただいたが、もっと成長しないとねとも同時に言われた」という。それでも鳥栖でも発揮した野心は忘れないつもりだ。

「(五輪で)とにかく上には上がいると感じたので、そいつらに負けないぐらい、自分を追い込んでやりたい」と闘志を燃やした。【菊川光一】