レアル・マドリードが12日、1年半ぶりに使用されたホームスタジアム、サンティアゴ・ベルナベウにセルタを迎えてスペインリーグ第4節で対戦し、5-2の圧勝を飾った。この一戦でハットトリックを記録して通算5得点でスペインリーグの得点ランキングトップに立ったカリム・ベンゼマ(33)が試合後、インタビューに答え、チームメートのブラジル代表FWビニシウスを「怪物」と形容した。

1年半ぶりにホームスタジアムでの有観客試合となったセルタ戦についてベンゼマは「雰囲気やサポーターのおかげで、今日は僕たちにとって特別な夜だったと思う。ベルナベウでの最初のゲームは、スタンドの観衆に慣れる必要があったため、少しおかしな感じだったよ」と感想を述べ、試合内容については「僕たちは後半、勝利をつかむために自分たちの望むことをやることができた」と満足げに語っていた。

セルタ戦でゴールを決めてPKを誘発し、再三にわたって切れ味鋭いドリブルで相手DFを苦しめたビニシウスについては「彼はフェノメノ(怪物)だ。若いながらも非常に素晴らしい選手だよ。彼とは良く話しているし、一緒にプレーするのが大好きだ。彼はこのチームでプレーできるということを証明している」と大絶賛した。

この日、Rマドリードデビューを飾っただけでなく、さらに初得点も記録した18歳のフランスの同胞MFエドゥアルド・カマビンガについては「彼はとてもいい選手であり、素晴らしいスタートを切った。今後、僕たちに大いに貢献してくれるだろう」と大きな期待を寄せていた。

(高橋智行通信員)