アーセナルやバルセロナなどで活躍した元フランス代表FWのティエリ・アンリ氏(44)が、19日リヨン戦で途中交代を命じられ、不満そうな態度を示したパリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)に対して理解を示した。英デーリーメール紙電子版が報じた。

メッシは後半31分に交代になると明らかに不機嫌そうな表情に。ポチェッティーノ監督が差し出した手に対し、軽く手を出すそぶりは見せたものの触れることはなく、歩みを止めずにそのままベンチに戻った。

メッシのバルセロナ時代のチームメートで、アマゾンプライムで解説者を務めているアンリ氏は、同FWの態度について聞かれると「まったく驚きはないよ。たぶんベンチに退きたくなかったんだろう。彼ら(監督とメッシ)が何を話していたのかは分からないが、問題にするのはやめよう。メッシは単にピッチに残ってゴールを決めたかっただけなんだ」と話した。

その上でアンリ氏はメッシが今後パリSGで活躍できるのは間違いないと太鼓判を押した。「その時はくる。静かにやってくる。世界最高の選手であっても適応するには時間を要するんだ」と話し、かつての仲間の大活躍に期待を込めていたという。