レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督(62)が27日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)について「我々には少しアドバンテージがある」と語った。

Rマドリードは28日(日本時間29日)、欧州CL1次リーグ第2節でシェリフ(モルドバ)をホームに迎える。この一戦の前日、同監督が記者会見に出席。前回同様、欧州CLで優勝することに対するプレッシャーがあるかを問われ、「このクラブを代表する我々にとって欧州CLは特別な大会だ。最も難しく最も厳しい大会だよ。しかしRマドリードは他のクラブよりも欧州CLに優勝することに慣れているので、我々には少しアドバンテージがある」と自信をうかがわせた。

アンチェロッティは前回Rマドリード監督を2年間務めた際、就任初年度の2013-14年シーズンにクラブのスローガンになっていた「デシマ(10回目の欧州CL制覇)」を達成し、12年ぶりにマドリディスタ(レアル・マドリードサポーター)の夢をかなえていた。

アンチェロッティはまた、1年7カ月ぶりに欧州CLがホームスタジアム、サンティアゴ・ベルナベウで開催されることについては「欧州CLでは全ての試合でしっかりと準備できている必要がある。我々には素晴らしい思い出があるので、ベルナベウに戻れることを本当に楽しみにしているよ」と心待ちにしている様子を明かした。

Rマドリードにとって欧州CL108番目の相手となるモルドバリーグ王者シェリフについては「シェリフは良いパフォーマンスを見せている。あまり知られていないチームだが、うまく組織化されているし、前線の選手が速いので注意が必要だ。我々はグループリーグで上位に行くために勝ち点3が必要なので、明日の試合では集中力を最大限に発揮しなければいけない」と言及し、油断できない相手であることを強調していた。

(高橋智行通信員)