バルセロナが最長1年間、本拠地カンプノウを離れてホームゲームを行う見通しとなった。

ラポルタ会長が8日、約9万9000人収容の同スタジアムを11万人収容の現代的なサッカー場に改修するプランを発表。来年夏から工事に着手する見込みとなった。工事が完了するまでには3~4年かかるが、1年ほどで試合は行える状態になるという。

ラポルタ会長はラジオRAC1のインタビューで「別の可能性も考えているが、(代替スタジアムの)最有力候補はヨハン・クライフ・スタジアムだ」と明言。バルセロナのトレーニング場に併設され、Bチームや女子チームが使用するスタジアムの名前を挙げた。

同スタジアムは収容人数6000人だが、男子のトップチームの使用に合わせて5万席に増席したい意向だという。

その他、バルセロナ五輪のメイン競技場で、かつてエスパニョールの本拠地でもあったモンジュイック・スタジアムの名前も候補に挙がっている。

ただクラブは経営面で苦境に立たされており、スタジアムを改修するにも多額の借り入れが必要。ラポルタ会長は米投資銀行のゴールドマン・サックスとスタジアム改修のための融資について話し合っているという。