バイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(33)が来季、他リーグでの新たな挑戦を希望し、レアル・マドリードからのオファーを最優先させる意向だとスペイン紙アスが16日に報じた。

ブンデスリーガ12季目のレバンドフスキはこれまで、ドルトムントで187試合103得点、Bミュンヘンで339試合307得点をマーク。今年のバロンドールではメッシ(パリ・サンジェルマン)、ベンゼマ(Rマドリード)、ジョルジーニョ(チェルシー)らと並んで受賞の有力候補となっている。

アス紙によると、レバンドフスキは来季、他リーグでの挑戦を希望。今後クラブに対して今季終了後の退団を求める予定だという。さらにRマドリードからオファーが届けばそれを最優先し、減俸もいとわないもようだ。

Rマドリードは今夏、パリSGのフランス代表FWエムバペへラブコールを送ったが獲得はならず。その後、レバンドフスキやドルトムントのノルウェー代表FWハーランドへも食指を動かしたが、両クラブに断られていた。

ハーランドに関してはマンチェスター・シティーやパリSGも興味を示しており、来夏も獲得は難しいとみられている。一方、レバンドフスキは現契約が23年まで。Bミュンヘンは契約延長を希望しているが、本人が他クラブでのプレーを希望するのであれば、移籍金を得るためには来夏が売り時だ。そのため獲得の可能性はゼロではない。

エムバペがこのままパリSGと契約延長しなければ、1月1日から他クラブとの交渉が可能になる。レバンドフスキへのオファーは、Rマドリードとエムバペの状況次第となるだろう。(高橋智行通信員)