チェルシーで不遇の時を過ごすスペイン人MFサウール(26)が、今冬にバルセロナに移籍する可能性が出てきた。スペイン紙スポルト電子版が10日に報じている。

サウールは今季、買い取りオプション付きの1年間の期限付き移籍でアトレチコ・マドリードからチェルシーに加入した。しかし、ここまでトゥヘル監督の構想にほとんど入っておらず、公式戦238分間しか出場できていない。そのためチャルシーが今冬での契約解除を望んでいる可能性があり、それをAマドリードが受け入れた場合、契約が半年早く打ち切られる可能性があるとのことだ。

そんな中、同紙は今冬の移籍市場でMFを探す予定であるバルセロナがサウール獲得に動く可能性があると報じた。バルセロナがサウールに興味を持つのは今回が初めてではなく、今夏、グリーズマンとのトレードを画策したなどの報道が出ていた。

すべてはバルセロナに戻ったばかりのシャビ監督次第になるが、新指揮官は今月の国際Aマッチ期間中に強化部とミーティングを行い、今冬の移籍市場で必要な補強を決定する予定だと同紙は伝えている。(高橋智行通信員)