バルセロナが今冬、チェルシーに所属するドイツ代表FWティモ・ヴェルナー(25)とモロッコ代表MFハキム・ツィエク(28)を獲得候補に挙げているとスペイン紙スポルト電子版が30日に報じた。

同紙によるとバルセロナの強化部門は現在、シャビ・エルナンデス監督の要望を聞き、今冬の移籍市場で攻撃陣の補強を目指しており、チェルシーの2人に強い関心を示しているという。両クラブはすでに10月に最初のコンタクトを取り、ここ数日、新たに接触したとのことだ。

ベルナーとツィエクは今季、トーマス・トゥヘル監督指揮下のチームでレギュラーの座を獲得できていない。そんな中、チェルシーはバルセロナが受け入れ可能な金銭的条件で2人のうちどちらかの移籍について話し合うことに前向きであり、給料の一部を負担することも考えていると同紙は伝える。そのためバルセロナが獲得に本腰を入れた場合、本格的な交渉が開始すると見られている。

このような状況のため、様々な候補者の名前が報じられる中、財政面を考慮した場合、バルセロナにとってチェルシーの2人のうちのどちらかを獲得することが最も実現可能な選択肢だと同紙は推測している。

(高橋智行通信員)