プレミアリーグのアーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋が6日に行われたリーグ第15節エバートン戦で試合中に相手選手に顔面を踏まれたシーンが物議を醸している。ビデオ・アシスタント・レフェリーによるチェックでも反則なしとなったこの場面について、元イングランド代表DFのギャリー・ネビル氏(46)が判定を非難している。英紙「ザ・サン」が報じている。

アクシデントは前半28分。サイドライン際で冨安とMFアランと競り合った直後、勢い余った形でDFゴドフリーに顔面を踏みつけられた。しかしプレーは続行。あご付近に傷を負った冨安は審判に主張するも、あくまでアクシデントだったとして最後まで判定は覆らなかった。

これについて同紙によれば、ネビル氏は故意のもので、レッドカードが提示されるべきだったと主張している。SNSでも同意する意見が相次ぐ一方で、かつてプレミアリーグで審判を務めていたマーク・ホルジー氏は「レッドカードだとは思わない。冨安はピッチに寝転ぶ姿勢になっており、足を下ろす場所が他になったと感じる。暴力行為であったとは思わない」と語った。起きたプレーが危険であることは間違いないだけに、賛否を呼んでいる。