【ビリャレアル(スペイン)高橋智行通信員】マジョルカがビリャレアルにアウェーで0-3と敗れ、リーグ戦4連敗となった。公式戦3戦連続の先発出場した日本代表MF久保建英(20)に対し、スペイン紙の評価は低かった。

久保は右サイドハーフでプレーし、前半20分に右サイドからゴール前に素晴らしいクロスを送るも、アマトのヘディングシュートはGKルジにキャッチされた。その後も積極的にシュートを打つ場面があったがDFにブロックされ、チームが劣勢になる中、守備に追われる時間が長かった。そして後半24分に交代する際、昨季前半に所属した古巣のサポーターからブーイングを浴びながらピッチを退いた。

マジョルカはビリャレアル相手にほとんどいいところなく敗れたため、全体的に評価が低く、スペイン紙アスは久保に1点をつけた(最高3点)。その他、レオ、マフェオ、バリエント、ジャウメ・コスタ、ダニ・ロドリゲス、ガラレタ、バタグリア、アントニオ・サンチェス、李仁康(イ・ガンイン)、サルバ・セビージャ、アンヘルの11人が久保と同じ1点。ルッソ、アマト、アブドン、フェル・ニーニョの4人が最低の0点だった。

また、同紙はマジョルカの最初の失点について「守備をしなければならない時に穴があった久保相手に、ペドラサは左サイドで高速道路を見つけた」と表現して縦のスペースが空いていたことを強調し、「そのまま久保を突破し、ペナルティーエリア内に入れた毒のあるクロスがルッソの膝に当たりオウンゴールになった」と伝えている。

久保の今季のリーグ戦成績は12試合(先発8試合)、722分出場、1得点0アシスト。マジョルカは消化試合が1試合少ないながら、勝ち点20で降格圏の一歩手前の17位と順位に苦しんでいる。