元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が亡くなった。1日、オシム氏がかつて監督を務めたオーストリアのクラブ、シュトルム・グラーツも公式サイトで発表した。80歳だった。

これを受け、オシム氏の故郷サラエボ(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)がどのように同氏を弔ったのか、近隣クロアチア・ザグレブの地元紙「Vecernji list」が報じた。

同紙によると、オシム氏がプロデビューを果たし、監督として率いたこともあるジェリェズニチャル・サラエボのスタジアムでは、電光掲示板にオシム氏の映像が映され、スタジアムには多くのファンが花や写真を持って集まってきたという。

またサラエボの市庁舎の壁面にはオシム氏の特大の写真が映し出された。オシム氏が故郷でどれだけの尊敬を集めていたかが分かる哀悼の意の示し方だった。