エムバペ、ネイマールの売却を要求!?

パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペ(23)が21日、ホームで行われたフランスリーグ最終節メス戦前に25年までの3年間の契約延長を正式発表した。

レアル・マドリードへの移籍で合意していた中での急転残留となったが、欧州の一部メディアでは、エムバペがネイマールを他クラブへ売却することも条件に加え、クラブに残留したと伝えられている。

また、ネイマールを売る代わりに、バルセロナからFWデンベレの獲得を要望しているという。これはスペイン人のジャーナリスト、セルヒオ・サントス氏のリポートを引用する形で報じられている。

エムバペは、PSGでネイマールと112試合にコンビを組んでおり、47得点している。ただ、昨年9月の試合で、両選手の対立が浮き彫りとなる出来事があった。

2-0で勝利した21年9月25日モンペリエ戦。エムバペが交代した直後に「僕にパスをくれなかった(Ce clochard, il me fait pas la passe)」と漏らしたのを、フランスの有料民間テレビ、カナル・ブリュスのカメラが捉えた。

ネイマールに対する不満とみられるが、そのエムバペの発言にある「clochard」はフランス語で「路上生活者(ホームレス)」を意味し、スラングとして使われる。フランス紙レキップも9月27日付で報じている。

エムバペは今回残留することで、クラブがスポーツディレクターや監督を選ぶ際に大きな発言権を持つことになるとも伝えられており、まさにPSGの王様として君臨することになりそうだ。