バルセロナのラポルタ会長が、ネイマール、メッシ(ともにパリ・サンジェルマン)の古巣復帰について言及。「移籍金なしでの復帰しかあり得ない」と厳しいコメントを発した。

同会長は地元紙「レスポルティウ」の取材に対し「ネイマールのことを嫌いな人間なんているだろうか? 彼は並外れたプレーヤーだ。しかし彼にはパリSGとの契約が残っている。事実上、金の奴隷となっているんだ。彼がバルサに戻るとしたら、移籍金なししかあり得ない。かつて所属していた選手に対して移籍金を払うのは合理的じゃないから」と話した。

メッシについても「レオ(メッシ)をバルサで引退させてあげたかったが、スペインリーグのサラリーキャップ(チーム総年俸の制限)とパリSGのオファーのせいで、それはできなかった。彼がいつの日かバルサに戻りたいのであれば、移籍金なしでだ。そして強化スタッフが、メッシがチームのプランにフィットするか判断することになる」とした。

ネイマールは昨夏、25年6月までの新たな契約を結んだ。だが同僚エムバペがチーム残留を決めたことで、ネイマールの立場が危うくなっている。

一方、メッシの契約は来季まで。アルゼンチン代表として出場する22年ワールドカップ(W杯)カタール大会が終了した後に去就について判断するとみられている。