ブライトンの日本代表MF三笘薫のプレミアデビューは、次節以降に持ち越しとなった。チームは開幕戦で大きな白星を手にした。

開幕戦、マンチェスター・ユナイテッドとのアウェー戦にベンチ入りしたが、拮抗(きっこう)した試合で、三笘に出番はなかった。「ここ(プレミア)にいることで1つ夢がかなった」と話していたドリブラーは、ベンチから戦況を見つめた。

海を渡って2年目。昨夏、川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍した。21-22年シーズンは、関係が深いクラブ、ベルギー1部サンジロワーズに期限付き移籍。リーグ戦27試合で7得点を挙げ、満を持してブライトンに復帰という形で、プレミアリーグへの挑戦権を得た。

そして、開幕戦のメンバー入り。舞台は聖地、オールド・トラフォード。相手はマンチェスターU。相手ベンチには、あのクリスティアーノ・ロナウドの姿もあった。

ベルギーでは見られなかった景色がそこにあった。W杯イヤー。日本代表に欠かせない男となるべく、三笘の挑戦は続く。