サッカーの日本代表DF板倉滉(25=ボルシアMG)の、ワールドカップ(W杯)カタール大会への出場が微妙となった。

板倉が所属するドイツ1部のボルシアMGは12日、公式サイトで板倉がこの日の練習で左ひざ内側靱帯(じんたい)の部分断裂を負ったと発表した。

クラブによると「手術の必要はなく、今後は保存療法を行う予定。板倉がボルシアで次の試合に出場できるのは、W杯の中断期間中となる可能性が高い」としている。

板倉は4日のマインツ戦でレッドカードで一発退場となり11日のフライブルク戦は出場停止だった。クラブによると12日の練習での競り合いで負傷したという。

15日に発表予定の、今月末の日本代表のドイツ・デュッセルドルフでの国際親善試合2試合への出場は絶望的で、11月のW杯本大会への出場も、微妙となった。

板倉は吉田麻也(シャルケ)、冨安健洋(アーセナル)とセンターバックの定位置を争うとみられる、森保ジャパンには欠くことのできない存在。板倉がいることで、守備の要といえるポジションの層が厚くなり、さらに3バックの採用など戦うオプションも増える。

板倉を招集できないとなると日本は大幅な戦力ダウンを強いられる。1次リーグでドイツ、スペインという強豪と戦うが、森保ジャパンはショッキングなアクシデントに見舞われた。