アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35=PSG)が20年夏に当時所属したバルセロナに求めた契約内容がスペインメディア「エル・ムンド」に報じられ、これが欧州の主要メディアにも取り上げられて話題となっている。

エル・ムンドによると、メッシが最初に望んだのは、870万ポンド(約14億円)の契約金で、契約解除金はわずか8700ポンド(約141万円)。事実上、好きな時に無料で辞めることができる。

また、メッシは延長可能な3年契約を希望し、6500万ポンド(約105億5000万円)の年俸は毎年10%ずつ上がり、さらに3%の利息がつく内容を希望していた。毎年クリスマスにはアルゼンチンに行けるよう、自分と家族のためにプライベートジェットを用意するよう要求もあった。

最後に、メッシは自分の家族、そして当時のチームメートだったFWスアレスの家族のために、カンプノウの豪華なエグゼクティブボックスを欲しがったとも報じられている。バルセロナは契約金と契約解除金には応じられず、交渉は決裂したという。

このエル・ムンドの報道に対し、バルセロナは22日、公式声明を発表した。「クラブの評判と機密保持に対する冒涜(ぼうとく)で、クラブの法務部門は、取るべき法的措置を検討しています」としている。