サッカー界がワールドカップ(W杯)カタール大会の話題一色の中、W杯に出場しないFWアーリング・ハーランド(22=マンチェスターC)に、仰天のオファーが発覚した。

ハーランドの母国のノルウェーはW杯カタール大会に出場しないため、ハーランドは12月22日まで他の競技の試合に出場する予定がない。1カ月スケジュールが空くハーランドに対し、イングランドの7部に当たる「ノーザンプレミアリーグ・プレミアディビジョン」に所属するアシュトン・ユナイテッドが、28日間のレンタルでハーラントの獲得に乗り出した。

同リーグはW杯開催期間も中断はなく、移籍市場はまだ開いている。アシュトンUは公式声明で「マンチェスター・シティーのストライカー、アーリン・ハーランドに28日間のレンタル移籍の打診をしたことを確認した」と発表。この中で、マイケル・クレッグ監督は「シティーは試合がなく、私たちはアーリングの体調維持を手助けしたい。彼が(W杯の)6週間、ゴルフをしているよりも理にかなっている。チームにもうまく溶け込めると思っている」などとコメントしている。

「怪物」と呼ばれるハーランドは、今季プレミアリーグ13試合の出場で18得点を挙げ、2位のケーン(トットナム)に6ゴール差をつけて単独トップに立つ。

現在8勝4分け7敗でリーグ11位と苦戦しているアシュトンUのクレッグ監督は、BBCラジオの取材に「我々はストライカーを探している。彼ならすぐに活躍してくれるだろうし、最低でもハーフタイムに6ゴールは欲しい」と述べている。

まだマンチェスターCからの返答は受けておらず、現実的にもレンタル移籍を容認することはなさそうだ。