FIFAクラブワールドカップ(W杯)は7日、モロッコのタンジェで準決勝1試合が行われ、アジア代表のアルヒラル(サウジアラビア)が3-2で南米王者フラメンゴ(ブラジル)を破り、初の決勝進出を果たした。

アルヒラルは前半4分、背番号10のアルゼンチン人FWビエットが倒されて得たPKを、サウジアラビア代表FWのS・ドサリが決めて先制した。

アルヒラルは1-1と追いつかれた後の前半ロスタイムにもビエットが得たPKをS・ドサリが蹴り込んで勝ち越した。この時のプレーでフラメンゴMFジェルソンが2枚目のイエローカードをもらい退場。試合はアルヒラル有利に傾いた。

アルヒラルは後半25分、S・ドサリの左からのパス受けたビエットが、ゴールやや右から1度フェイントを入れてから、豪快な右足シュートをゴール右上に突き刺して試合を決めた。

アジア勢が決勝に進むのは、いずれも開催国枠で出場して準優勝した16年のJ1鹿島、18年のアルアイン(UAE)に次いで3度目。

アルヒラルは11日(日本時間12日)の決勝でレアル・マドリード(スペイン)-アルアハリ(エジプト)の勝者と対戦する。