昨年1月23日ユベントス戦以来のスタメン出場となったACミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(41)が、アウェーのウディネーゼ戦でセリエA史上最年長となるゴールを決めた。

1点を追う前半終了間際。ACミランは相手ハンドでPKを獲得すると、キッカーのイブラヒモビッチが一度はゴール右に蹴ってGKのセーブにより失敗。

しかし相手選手がペナルティーエリアに入るのがキックより早く、蹴り直しとなった。イブラヒモビッチは2度目は渾身(こんしん)のシュートをゴール左上に突き刺した。

昨年5月に左膝を手術し、長期リハビリを乗り越えて戻ってきたスーパースターにとって、この日のゴールは昨年1月9日ベネチア戦以来となる復活弾。41歳166日での得点はセリエA史上最年長記録となった。

しかしチームはその後、2点を失って1-3で完敗。ACミランのピオリ監督は「消極的なパフォーマンスだった。チームがアグレッシブさがなく、激しくもなく、正確でもなく、集中力を欠いたようなプレーをする時は、監督の試合への準備が悪かったということ。今夜の我々は持っている力をまったく出せなかった」と反省していた。