ブライトンの日本代表MF三笘薫(25)がプレミアリーグの日本人選手シーズン最多得点記録を更新した。

三笘はホームのアメリカンエクスプレス・コミュニティー・スタジアムで行われたブレントフォード戦に先発。1点を追う前半21分にその時はやってきた。三笘はGKスティールからのロングキックに反応。全速力で相手DF裏へ抜けながら、相手GKの飛び出しを見計らい、右足でダイレクトで頭上を抜いた。技ありループシュートを決めた。 世界最高速のスピードで、プレー強度も世界一高い最高峰のプレミアリーグでは、これまで日本人シーズン最多得点記録は12-13年の香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)、17-18年の岡崎慎司(レスター)、そして今季の三笘の6点だった。三笘はこの日のブレントフォード戦で今季7点目を決めて、偉大な先輩2人を上回り、歴史に名を刻んだ。 三笘は3月28日に日本代表として出場した国際親善試合コロンビア戦でも、迫力満点のヘディングで先制点を奪い、試合には敗れたが「責任を持ってやらないと」と決意を新たにしていた。 この日の一戦は三笘の同点ゴール後、点の取り合いとなった。ブライトンは2-3の後半45分に相手のハンドでPKを獲得。これを22年ワールドカップ(W杯)カタール大会で優勝したアルゼンチン代表のMFマカリスターが落ち着いてゴール右上に決めて、3-3のドローに持ち込んだ。