来季プレミアリーグへ昇格する3チーム目(すでにバーンリー、シェフィールド・ユナイテッドの自動昇格は決定)を決める昇格プレーオフ決勝が27日、ロンドンのウェンブリー競技場で行われた。

今季イングランド2部3位ルートンが1-1からのPK戦の末に6-5で同5位コベントリーを破り、クラブ史上初めてのプレミアリーグ昇格を決めた。前身の1部リーグを含めると、イングランドのトップリーグでプレーするのは91-92年シーズン以来、32年ぶりとなる。

この試合の序盤にルートンの主将DFトム・ロッキャー(28)がピッチに倒れ、前半12分に交代となった。ロッキャーは検査のために病院へ運ばれたが意識はあり、家族とともにベッドの上でチームの昇格を見届けたという。

同DFは周囲に選手がいない状態で地面に倒れ、ピッチ上ですぐさま医療スタッフによる治療を受けた。ルートンのエドワーズ監督は試合後「正直言って、今考えているのはトム・ロッキャーのことだけだ。健康が一番大事。サッカーよりも大事だ」などと涙を浮かべながら話した。