サッカーのオーストリア1部リーグで28日、LASKの日本代表FW中村敬斗(22)はホームのオーストリア・ウィーン戦で今季14ゴール目となる先制点を決めた。前半4分、左サイドから切れ込み、ペナルティーエリア手前から右足をコンパクトに振り抜いた。見事なコントロールシュートはゴール右隅に突き刺さった。後半25分までプレーし、チームは3-1で勝った。

中村のゴールは4月9日のシュトゥルム・グラーツ戦以来7試合ぶりだが、今季はオーストリア1部リーグの日本選手シーズン最多得点記録を更新中。これまでの記録はMF南野拓実(モナコ)がザルツブルク時代の16-17年にマークした12得点だった。

6月の国際親善試合に臨む日本代表に選出されたアタッカーは好調を維持。3月24日のウルグアイ戦でA代表デビューを果たしたものの、出場時間は1分程度。「デビューできたこと、代表に招集されたことが僕の大きなターニングポイントだと思っている。ちょっとでも、時間をもらえてよかった」と話していた。今季リーグ戦の出場は全てスタメン。代表でも出場機会があれば結果を残しそうな勢いだ。