【オプデンベルク(ベルギー)17日(日本時間18日)=エリーヌ・スウェーブルス通信員】ベルギー1部リールスに移籍した日本代表GK川島永嗣(27)が、アウェーで行われた2部のハイストオプデンベルクとの練習試合に後半から出場し、0点に抑えた。試合は0-0で引き分けた。

 デビュー戦にも落ち着き払っていた。出場直後からDFラインに英語で指示を出し、コントロールした。後半25分には相手左ウイングにグラウンダーのシュートを浴びたが冷静にセーブ。1分後には右クロスからの決定的なヘディングシュートに横っ跳びで手を伸ばし、はじき出した。続く右FWのシュートも止めた。相手の5分間の波状攻撃をしのぎきった。

 アントネス監督は川島の初戦に合格点を与えた。「プレーに満足した。2、3度ピンチを止めた。チームに何度も声をかけ、言葉の問題もない」と話した。今後の練習試合の結果から正GKを決めるというが、最高の第一印象を与えた。

 川島のユニホームの名前部分には「EIJI」の名がプリントされた。同監督は「『KAWASHIMA』じゃ長すぎる。みんな覚えやすいから」と説明。「日本代表の川島」から「リールスのEIJI」になってチームに溶け込み、31日の開幕戦でスタメン出場を目指す。

 [2010年7月19日7時57分

 紙面から]ソーシャルブックマーク