日本代表DF伊野波雅彦(26)が所属するクロアチア1部ハイデュク・スプリトとの契約を解除した。18日、関係者が明かした。給料未払いが3カ月を超えたためで、契約違反を訴えて17日に契約解除通知をクラブに提出。既に欧州中心に移籍先を探っている。これまで何度も給料の支払いを要求してきたが、一部の少額が支払われたのみだった。クラブ側は17日に未払い分全額を支払う旨を伝えてきたものの、それすら支払われず。クロアチア協会やクロアチア選手会に相談した上で苦渋の決断を下すこととなった。

 現在、伊野波はチームを離れ、スプリト市内で個人でトレーニングを継続。欧州クラブへの移籍を希望しており、既に数クラブが興味を示している。関係者は「日本復帰の可能性もあるが、欧州のクラブを最優先して交渉する」と明言。欧州各国リーグの多くが登録期限を1月末に設定しており、近日中に新たな動きがありそうだ。