3連覇と史上4校目の大学駅伝3冠を狙う青学大が、5時間33分45秒で往路を制した。

 1区の梶谷瑠哉(2年=白鴎大足利)がトップと4秒差の4位、2区のエース一色恭志(4年=豊川)が首位の神奈川大に次ぐ2位で3区へ。ここで原晋監督から「湘南の神」と呼ばれる秋山雄飛(4年=須磨学園)が、2年連続区間賞の快走で一気に逆転。4区森田歩希(2年=竜ヶ崎一)が区間2位の走りでリードを広げ、5区貞森隆佑(3年=世羅)が早大の猛追を振り切りトップでゴールした。2位の早大(5時間34分18秒)とは33秒差の接戦になった。3位に順大、4位に東洋大、5位に駒大が続いた。

 レース直後のインタビューに応じた原監督は「正直、3区の秋山だけが心配だった。逆にそこでトップに立ち、離すことができてよかったです」。そして3年連続の総合優勝に向けて「復路にも強く、速いランナーをそろえています。ドンと構えて、3連覇に挑んでいきます」と話した。