神奈川大が20年ぶり3度目の優勝を果たした。20年東京五輪マラソン代表候補のエース鈴木健吾(4年)が最終8区で首位を走っていた東海大を逆転。5時間12分49秒でゴールテープを切った。東海大と青学大の2強とみられた勢力図に風穴をあけた。来年1月2、3日に行われる箱根駅伝は混戦模様となってきた。

<箱根駅伝展望>

 神奈川大、青学大、東海大が3強を構成する。神奈川大はエース区間の2区を走ると予想されるエース鈴木健で、貯金ができるのが大きい。鈴木健だけでなく前回大会の1区でトップと5秒差の5位だった山藤(4年)ら経験者も多く残る。5区山登りで失速しなければ2冠は近づく。4連覇を狙う青学大は出雲、全日本と優勝を逃したが長距離が得意な選手が多く、巻き返す力は十分。関や鬼塚ら強力な2年生を擁する出雲駅伝優勝の東海大はスピードなら1番。東洋大、駒大などが続く。