日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(61=横浜DeNAランニングクラブ総監督)が、設楽悠太(26=ホンダ)がマークした2時間6分11秒の日本記録に興奮を隠せなかった。 

 レース後に檀上で設楽と並んだ瀬古リーダーは「おめでとう。16年ぶりですから、こんなめでたい話しはない。これで一気に東京オリンピックに弾みがついた。この記録をみんなが目標にするので、男子マラソン、これから行くと思います」と声をはずませた。

 いつもは噺家さながらのギャグで周囲を笑わせる瀬古リーダーだが、この時ばかりは大まじめな発言に終始。16年ぶりの日本記録に満足そうだった。