陸上のセイコー・ゴールデングランプリ(GGP、日刊スポーツ新聞社共催)を翌日に控えた22日、男子100メートルで約1年3カ月ぶりの実戦復帰となる山県亮太は「次につながるようなレースが出来れば。去年は10秒11だったので、それを上回るタイムを目指す」と具体的な数字を示した。

昨年は腰痛をはじめ、相次ぐ故障に悩まされた。「不本意なシーズンだった。そこから少しでも変わった走りをしたい」と巻き返しを口にする。10秒00を2度マークしている実力者は「来年の五輪のイメージトレーニングにつなげたい」。新しくなった国立競技場で復活への第1歩を踏み出す。