陸上のセイコー・ゴールデングランプリ(日刊スポーツ新聞社共催)の前日会見が22日、オンラインで行われた。

世界選手権男子400メートルリレー2大会連続銅メダルの多田修平(24=住友電工)は「すごいハイレベルな争いになるが、自分のレーンだけを見て、レースに集中できれば、力まず最後まで走れると思う」と語った。

17年のセイコー・ゴールデングランプリで、圧倒的なスタートダッシュを見せて、ジャスティン・ガトリン(米国)に驚かれるなど注目された。その関学大3年生は、勢いそのまま、追い風4・5メートルの参考記録ながら、9秒94を出し、一気に注目の存在になった。ただ、近年は本調子でなく、10秒07の自己ベストは17年秋から変わらない。今季も先月23日の大阪選手権は10秒46、12日の記録会は10秒37が最高だ。続いている、悪い流れ。それをトップスプリンターへ駆け上がる契機となった大会で、断ち切りたい。