飯塚翔太(29=ミズノ)が向かい風0・5メートルの決勝を20秒75で、2年ぶり4度目の優勝を飾った。

前半は小池祐貴(25=住友電工)に先行された。ただ中盤で捉えられる手応えはあった。コーナーをスムーズに抜けると、しっかり直線で伸びた。前日の100メートルは昨年に続く4位と表彰台を逃したが、しっかり本職の200メートルで、さすがの力を示した。

「優勝できてよかった。100メートルも走り、最後の200で優勝できたのは収穫」。昨年は200メートル予選のレース中に負傷しただけに、笑顔だった。

スタジアムには新潟県在住者2000人の上限とはいえ、有観客での開催だった。「お客さんがいる試合は楽しい。モチベーションが上がり、レースをできた」。もう今季は試合に出場せず、東京オリンピック(五輪)が来季へ備える。