ハーフマラソンで現役日本人大学生最速記録を持つ皇学館大のエース川瀬翔矢(4年)が、2区(11・1キロ)で圧巻の17人抜きを演じ、31分24秒で区間賞となった。

トップから39秒差の21位でたすきを受け取ると、快速を披露。大きなストライドで、前を行く選手たちを次々と抜き去った。トップ城西大から23秒差、3位早大とはわずか1秒差の4位まで順位を押し上げた。

区間新記録まであと7秒の快走。それでも走り終えた川瀬は「先頭まで行きたかった」と満足しなかった。

三重・名張南高から近大高専を経て皇学館大に進んだ生粋の地元選手。東海地区ナンバー1ランナーが、全国に名を轟かした。